こんにちは。
すてでぃです。
妻と結婚前、妻の実家では小型犬のパピヨンを飼っていました。
名前は"ぴーちゃん"
15年以上生きていて、人間でいうと80歳のおじいちゃんでした。
妻の実家に行った時、よくぴーちゃんと遊んだりしました。
だっこしたり、追いかけっこしたり、おもちゃで遊んだり、おさんぽ行ったり。
ぴーちゃんのイラストも描いたりしました。
私は動物が好きでペットを飼いたかったのですが、私の実家ではペットは飼ってはいけなかったので、自分のペットの様に可愛がっていました。
そして妻と結婚し、私達は新居に移り住むと同時に、妻の両親は自分の親の介護等の為、四国に戻って暮らすことになりました。
その時に、飼っていたぴーちゃんは四国に連れていくことができない為、私達で飼うことになりました。
ぴーちゃんはすでに、
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう:ひざのお皿がずれてしまって、ひざを曲げたままの歩行になってしまう)
と、
白内障(目が白く濁ってしまい、見えづらくなってしまう)
になっていました。
私は、ぴーちゃんの為に、ゲージを作成したり、壁にクッションをつけたり、ごはんの受け皿の高さを調整したり、住みやすい様に工夫をしました。
しかし、ぴーちゃんは日に日に弱っていき、もう体半分が麻痺してしまう状態になってしまいました。
ごはんも自分ひとりでは食べられない状態だったので、補助しなが食べさせていました。
そして、ぴーちゃんがうちに来て5ヶ月。
いよいよ、もう立ち上がることもできず寝たきりになり、ごはんも食べなくなりました。
もう、覚悟しなければならないと心に決め、1日中寄り添ってあげました。
ごめんね。
突然、違う所に移り住んでストレスだったろうね。
ごめんね。
生まれ育ったところで生活したかったよね。
ごめんね。
ずっと面倒見てくれた、妻のご両親に見てもらってた方がよかったよね。
ありがとうね。
たくさんの思い出を作ってくれて、楽しかったよ。
本当にありがとう。
そして、さようなら。
数時間後、ぴーちゃんは天国に旅立っていきました。
申し訳ない気持ちと、感謝の気持ちでいっぱいで妻と一緒に見守り、一緒に泣きました。
その直後、妻に異変が起きました。
妻の陣痛が始まったのです。
実は、この頃妻は妊娠していて、予定日が少し遅れていた時でした。
そして日付が変わり、ぴーちゃんが亡くなった次の日に長男が産まれました。
ぴーちゃんが亡くなって悲しかったですが、私達は長男が産まれて喜びました。
ぴーちゃん。
長男が産まれるまで、命を繋げる為に、頑張って生きてくれていたの?
ぴーちゃん。
長男が産まれた後に、自分が天国に旅立ってしまうと、私達が喜んでいる時に悲しませてしまうから、先に旅立っていったの?
ぴーちゃん。
自分の命と引き換えに、長男の新たな生命を引き寄せてくれたの?
とにかく、ぴーちゃんは長男に命を繋ぎました。
ぴーちゃんが、
「僕はもう疲れたから、君達の子供にバトンタッチするね。」
と。
私は、そんな気がします。
命は繋がっていく
◆他にもあります
オリジナル4コママンガ
うるキャラ・ゆるキャラ
ひまわりさんのありがたいお言葉
オリジナルLINEスタンプ
◆ここでも載せてます
文章・イラスト投稿サイトnote
イラスト・マンガ投稿サイトpixiv
それではまた。
すてでぃでした。